A Boy Who Don't Cry
「……だれ?」
僕がそうきくと、そのお姉さんは
「君に呼ばれて、来たんだよ」
っていった。でも僕はだれかをよんだつもりなんてなかった。お姉さんはゆっくりと僕に近づいてきて、手をつよくにぎって、顔を近づけて、僕の眼をのぞきこんで、僕は、その目にすいこまれるみたいで……
気が付いたら手がはなれてて、お姉さんは小さなビンにコルクで栓をしてた。
「哀しいことだって、忘れようとしたら、だめだよ。大切なんだから」
そういって笑って、でもお姉さんの目には涙がたまってた。僕はなにがなんだかわからないけど、つよくうなずいて、「ありがとう」って口から言葉がでた。
「忘れちゃだめだよ」
「うん」
- Path
- /in-my-head/ a-boy-who-dont-cry
- Date
- 2008-04-05 01:56 Edit
Archives
- 2010 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
- 2009 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
- 2008 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
- 2007 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
- 2006 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
- 2005 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
