* No Real * A Boy Who Don't Cry 「……だれ?」  僕がそうきくと、そのお姉さんは 「君に呼ばれて、来たんだよ」  っていった。でも僕はだれかをよんだつもりなんてなかった。お姉さんはゆっくりと僕に近づいてきて、手をつよくにぎって、顔を近づけて、僕の眼をのぞきこんで、僕は、その目にすいこまれるみたいで……  気が付いたら手がはなれてて、お姉さんは小さなビンにコルクで栓をしてた。 「哀しいことだって、忘れようとしたら、だめだよ。大切なんだから」  そういって笑って、でもお姉さんの目には涙がたまってた。僕はなにがなんだかわからないけど、つよくうなずいて、「ありがとう」って口から言葉がでた。 「忘れちゃだめだよ」 「うん」 /in-my-head/a-boy-who-dont-cry 2008-04-05 01:56