Lovely day
灰色のむらのある空と、草もろくにはえていない、荒野とよぶにふさわしい場所、私は夏制服でそこにたち、地平線のかなたへと移動する空のむらを見る。風が吹くと肌寒く、何か上にはおるものが欲しい。でもそんなものは、ここにはない。
周りには誰もいない。見渡す限りまったく、誰も、動物の影さえも、ない。
少しずつ風が強く、寒さが増す。きりきりと、肌が切り裂かれるような感覚。ふっと、私は地面に倒れこみ、空を見る。空は落ちてくる。私は抗うこともできず、それに潰される。
そして私は目を覚ます。布団の匂い、背中をおりまげて、小さくなった私は、部屋の無音に耳をかたむける。頭の中には夢の光景の残像がある。灰色の空のむらは、まだ私の心を、ゆっくりと、ゆっくりと、決して晴れることなく、流れ続ける。今日も、明日も、ずっと。
- Path
- /in-my-head/ lovely-day
- Date
- 2008-03-31 23:54 Edit
Archives
- August 2008 (1)
- July 2008 (2)
- June 2008 (1)
- April 2008 (2)
- March 2008 (3)
- January 2008 (1)
- July 2007 (2)
- May 2007 (1)
- March 2007 (3)
- February 2007 (2)
- January 2007 (1)
- December 2006 (7)
- November 2006 (6)
- October 2006 (9)
- July 2006 (1)
- June 2006 (2)
- May 2006 (3)
- March 2006 (1)
- February 2006 (1)
- January 2006 (3)
- December 2005 (6)
- November 2005 (14)
- October 2005 (7)
- September 2005 (6)
- August 2005 (8)
